先日の 白金ピアノスタジオのオープンデーで撮影させていただいた最後の動画は、作曲家・ピアニストの雁部一浩さんの演奏です。
シューマンのトロイメライ、ショパンのワルツ。1回限りのTHE FIRST TAKEです。
スタジオを見に来てくださった方はご存知だと思うのですが、うちのスタジオは私がワンマンで録音機器のPro Toolsと映像スイッチャーと同時にオペレートするのですが、演奏を聞きながら映像も切り替えたりクロスフェードしたりしていきます。
今回、スタジオ見学にお越しいただいた雁部先生が何を演奏してくださるのかもまったく未知の状態で、録音・撮影する側の私にとっても“FIRST TAKE”だったのですが、緊張感のあるシューティングとなりました。
うちのスタジオはPro Toolsと映像レコーダーとがタイムコードで同期しているので、演奏してすぐにコントロールルームに戻って来ていただくと、その場でスイッチング済み映像とPro Toolsで収録した映像とを当時にプレイバックして確認することが出来ます。
演奏者に演奏の出来を即断してもらって、OKテイクだけを繋いでライブ配信、などといった配信ライブも可能です。
今回のリンクはプレイリストになっており、同日に収録した桐明しおりさんのラヴェル「洋上の小舟」、Shukuさんのカッチーニ「アヴェ・マリア」が連続で再生されますので、3曲続けてお聴きください。