本日は劇伴音楽のレコーディングでした。今年、八王子ShortFilm映画祭で選出され、映画祭上映予定の短編映画「ラの♯に恋をして」の劇伴の録音で、当スタジオをお使いいただきました。演奏は作曲家・ピアニストの吉田太郎さんです。
この映画、調律師の方が登場する映画でピアノと関わりの深い作品。そんな映画作品に関わることができて嬉しい限りです。
https://motion-gallery.net/projects/ranosharpnikoioshite
映像の世界観にあわせて、今回ソフトペダルを使った音作りにこだわったというピアニストの吉田太郎さん。 事前に聞かせていただいた吉田さんが作られたデモ音源はすでに完成の領域でしたが、それを超える録音を目指して頑張らせていただきました。
吉田さんに「いいピアノ」と言っていただけて嬉しかったです。
レコーディングでは3種類のマイクをセットしましたが、1番雰囲気に合った1組のマイクだけで音づくりしました。
録音には廣田監督も立ち会われていたのですが、監督としてはやはり映像に合う音楽になっているかということを判断されると思い、実際に編集映像を預からせていただき、それを同時に再生しながらのレコーディングとなりました。
当スタジオは映像と音楽とを両方まとめて扱うことに最適化しており、任意の場所から映像をポンと再生したり、シビアな尺を測ったり合わせたりしていくのは手慣れておりますので、監督にとっても使い勝手の良い録音スタジオだったのではないかと自画自賛。プロモニター(業務用液晶モニター)が役に立ちました。
監督、なんなら今度はMAでも使ってくださいね、なんて。
映画完成の暁には上映イベントが予定されており、ネットでも見れるとのお話ですので、また改めてご案内いたします。