2002年2月16日、東京・渋谷区の古賀政男音楽博物館 けやきホールにて開催した八木良平さんのピアノリサイタルより、「スルハン・ツィンツァーゼ 24の前奏曲」の演奏動画をYouTubeで公開しました。
今年、生誕100年を迎えるツィンツァーゼはジョージア(グルジア)を代表する作曲家の一人です。「24の前奏曲」は1971年の作曲されました。ハ長調から始まり、並行調のイ短調、一音下がってト長調、を繰り返し、24の調を巡ります。
多くの素晴らしい器楽作品を残したツィンツァーゼですが、ピアノ作品は極めて少なく、この作品もあまり演奏されることがありません。日本で全曲通して演奏されたのは、恐らく初めてと思われます。
しかし、ここに含まれるいくつかの曲は非常に美しく、ジョージアの民謡の要素や民族舞踊のリズムも盛り込まれた、魅力あふれる作品集です。